Saturday September 6, 2008

US Market Recap

米国マーケットの季節性

毎年この時期になると、必ず報道されることがある。米国マーケットの季節性に関することだが、ストック・トレーダーズ・アルマナックの統計によると、年間で最も株の成績が悪いのは9月だ。


あいにく、手元にストック・トレーダーズ・アルマナックが無いので、プレクサス・アセット・マネージメントの資料を見てみよう。

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上は、1958年から2008年までの、ダウ指数の成績を示したものだ。

(A): 最も平均リターンが少ない月: 9月  マイナス1.02%

(B): 最も乱高下する月: 10月  5.39%

(C): 最大の下げ幅: 1987年10月  マイナス23.22%

(D): 最も下落回数が多かった月: 9月  32回

(E): 10%以上の下げが最も多かった月: 8月と9月が、それぞれ3回

一般的には、暴落の思い出がある10月が年間で最も株が不調と信じられているが、上の数値を見る限り、9月は明らかに厳しい月だ。

もう一つ、プレクサス・アセット・マネージメントからの資料を見てみよう。

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上は、1958年から2008年までの、ダウ指数の平均リターンを月別に示したものだ。

確かに9月が最悪だが、ここを乗り切ると、矢印で分かるように、10月、11月、12月、そして1月のマーケットは好調だ。今年も歴史が繰り返されるなら、9月の下げは、割安株を拾うチャンスと言うことができる。

(情報源: http://seekingalpha.com/article/94113-september-off-to-a-rough-start

 

Stocks You Need To Know About

ダイバージェンスの一例

(小売セクターに連動するRTHの5分足)

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悪い雇用統計の発表を受けて、RTHはギャップダウンで開始した。しかし、株価は下げたが、逆にMACDのヒストグラムは上げ始め、一転反発の可能性を警報するダイバージェンスという現象が起きた。

Wall Street English

米国失業率

Jobless Rate Soars to 5-Year High (APから)

失業率が、5年ぶりの高レベルに達したことを伝える見出しだ。

こんなアンケートがあった。(AOLから)

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質問: ここ1年間で、あなたの家族の中で、失業した人はいますか?

・いいえ  59%

・はい  41%

総回答数: 18831

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット