Tuesday April 1, 2008

US Market Recap

売り手の目立つ2銘柄

人気株、正確には人気株だった、グーグル(GOOG)に関してアンダース・バイランド氏(フール・ドット・コム)が、こんなことを指摘している。「これだけ株価は下げているが、グーグルはショート・スクウィーズ(踏み上げ)の対象にはならない。」少し説明しよう。

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(資料:shortsqueeze.com)

上は、3月31日時点における、グーグルの空売り残状況だ。先ず、Short Percent of Float(1)を見てほしい。これは、空売り残が浮動株数を占める割合を示し、2.67%だから大した空売り量ではない。

2のShort Interest Ratioは、空売られた株を全て買い戻すのに必要な日数を表す。見ての通り、グーグルは0.6日だから、買い戻しには1日もかからないわけだ。要するに、バイランド氏が言うように、グーグルは踏み上げが起きにくい、ということになる。

もう一つ、バイランド氏が挙げている、中国のサーチ・エンジンBaidu.com(BIDU)を見てみよう。

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14.25%(1)と、空売り残が浮動株を占める割合は、グーグルよりもかなり大きい。しかし、買い戻しに必要な日数はグーグルと同じ0.6日だから、これも踏み上げの候補銘柄にならない。

それでは、どの銘柄に大きな踏み上げが起きる可能性があるだろうか?バイランド氏が挙げる4つの中から二つ見てみよう。

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Quality Systems (QSII)

1、空売り残が浮動株数を占める割合は33.21%。

2、買い戻しに必要な日数は21.1日。

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IPG Photonics (IPGP)

1、空売り残が浮動株数を占める割合は13.82%。

2、買い戻しに必要な日数は10.2日。

(参考にしたサイト:http://www.fool.com/investing/high-growth/2008/03/31/4-short-squeeze-plays-in-the-tech-sector.aspx

Stocks You Need To Know About

原油価格に連動するUnited States Oil (USO)

日足(大引けまで1時間半)

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重要なサポートレベルに接近中だ。

Wall Street English

シカゴ購買指数

Chicago PMI Increases More Than Expected But Remains Below 50

シカゴ購買指数は予想を上回ったが、結果は相変わらず50未満だった。

(50未満の数値は下向きの経済を示す。)

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