問題は第5位のエコノミスト

Friday March 21, 2008

USA TODAYに、上位10人のエコノミストによる、米国経済の予想が載っていた。と言っても、単に二つの質問に回答しているだけだから、ごく簡単なものだ。質問1は、2008年、連銀はFF金利をどこまで下げるだろうか?(現在2.25%)質問2は、2008年、米国は不景気に陥るか、というものだ。

1、デービッド・バーソン氏 (PMIグループ)

質問1: FF金利は1.5%。

質問2: 不景気に陥る。

2、ナリマン・ベラベシュ氏 (グローバル・インサイト)

質問1: FF金利は2%。

質問2: 不景気に陥る。

3、ライル・グラムリー氏 (スタンフォード・ワシントン・リサーチ・グループ)

質問1: FF金利は2%

質問2: 不景気に陥る。

4、マーク・ザンディ氏 (ムーディーズ・エコノミー)

質問1: FF金利は1.5%。

質問2: 不景気に陥る。

5、ローレンス・ユン氏 (全米不動産業協会)

質問1: FF金利は2.25%。

質問2: 不景気にはならない。

10人中、上位5人を記したが、さっそく非難の声が聞こえてくる。問題になっているのは、第5位にランクされているローレンス・ユン氏(全米不動産業協会)だ。バリー・リットホルツ氏(リットホルツ・リサーチ)を引用しよう。

USA TODAYは明らかに調査を怠っている。ローレンス・ユン・ウォッチを読んだことがないのだろうか?抜粋しよう。

「2005年9月、ユン氏はこう予想している。『ワシントン地域の住宅価格が下落する確率は0%に近い。逆に、ワシントンの住宅価格は、7%から10%の上昇が見込まれ、全米平均を上回ることになるだろう。』

ご存知のように、米国の不動産低迷は続き、ユン氏の予想は大きく外れている。S&Pケース・シラー指数によれば、2005年9月以来、ワシントンの住宅価格は8.4%の下落だ。

ユン氏自身、最近こんなことを言っている。『私は人々に間違いを指摘されることを気にしない。現に、私も、急激に変化する住宅市場が原因で、予想が外れてしまったことがある。』ユン氏は、いつも都合の良い言い訳ばかりだ。こんなユン氏を、第5位にあげたUSA TODAYが信じられない。」

事実、ユン氏の名前が、トップ・エコノミストとして紹介されているUSA TODAYの記事を疑問視する人は多いはずだ。ユン氏の属する、全米不動産業協会は、業界のチアリーダーとして有名なだけに、いつもバラ色な見方を発表する傾向がある。そんな定評のある機関のエコノミストを、なぜUSA TODAYはトップリストに加えたのだろうか?全く理解できない。

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ユン氏

(参考にしたサイト: http://bigpicture.typepad.com/comments/2008/03/top-forecaster.html

http://lawrenceyunwatch.blogspot.com/2008/03/ridiculous-usa-today-names-lawrence-yun.html

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