Tuesday February 19, 2008

US Market Recap

ダウ銘柄入れ替えに関する4つの質問

先日発表されたように、ダウ30銘柄から、アルトリア・グループ(MO)とハニーウェル・インターナショナル(HON)が削除され、新メンバーとしてバンク・オブ・アメリカ(BAC)とシェブロン(CVX)が加わる。(2月19日から実施)ここで、いくつかの疑問に対する、ジョン・プレストボ氏(ダウ・ジョーンズ社)の回答を見てみよう。

1、サブプライム問題で、銀行や証券会社が低迷している時に、なぜバンク・オブ・アメリカをダウ銘柄として採用するのか?

「先ず、一番の理由は、バンク・オブ・アメリカは米国で最大の金融銘柄であること。それに、今までのダウ指数は、金融セクターが適切に反映されていなかった。

たしかに、サブプライムで多くの金融銘柄が低迷しているが、株価の浮き沈みは、指数に採用する銘柄を決定する条件にはならない。ダウ指数は、米国を代表する30銘柄で構成され、これは投資ポートフォリオではない。」

2、1999年、指数から削除したシェブロンを、なぜまた指数に加えるのか?

「先を見通すことが出来たなら、シェブロンを、ダウから落とすことはなかっただろう。8年ほど前、オイルは1バレル当たり10ドルで取引され、大した動きはなかった。そんな状況だったから、指数にはエクソンの1社だけあれば十分、と判断してシェブロンを削除した。しかし、原油価格が大きく上昇した今日、オイル会社がマーケットを占める比重も上がり、再度シェブロンを指数に入れることにした。」

3、なぜアルトリア・グループ(MO)を削除するのか?

「アルトリアは、大々的な企業のリストラを進めている。去年、クラフト・フーズを切り離して独立させ、今年はタバコ部門のフィリップ・モリスの切り離しが予定されている。これでアルトリアは、更に小さな企業になるわけだから、当然の結果としてダウ指数から削除することになった。」

4、2007年、ハニーウェル・インターナショナルは、比較的良い成績だったのに、なぜ指数から外すのか?

「繰り返しになるが、ダウ指数は、投資ポートフォリオではない。ハニーウェル・インターナショナルを削除する理由は、このセクターがダウ指数を占める割合が、あまりにも大き過ぎるためだ。」

さっそくテレビで、ジム・クレーマー氏(マッド・マネー)が、こうコメントしていた。

「全く意味の無い、バカらしい銘柄の入れ替えだ。」

もう一つ、マーク・ハルバート氏(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)が、こんなことを言っていた。

「ダウ指数から削除される、というのは悪いニュースではない。近年の例では、削除された4銘柄は、平均で27%の上昇だが、採用された4銘柄は平均で40%の下落だ。」

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(参考にしたサイト: http://money.cnn.com/news/newsfeeds/articles/djf500/200802120311DOWJONESDJONLINE000119_FORTUNE5.htm

http://www.marketwatch.com/news/story/happens-stocks-added-deleted-djia/story.aspx?guid=%7BF69598B3%2D67F4%2D487E%2D8FBF%2DB7BCDB622149%7D&siteid=yhoof

Stocks You Need To Know About

新ダウ銘柄シェブロン(CVX)

日足

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抵抗線に挑戦中だ。

Wall Street English

MSNマネーから

こんな書き込みを見つけた。

You know what OCC PRV is?  It's a nasty little tax in my area called the Occupational Privilege Tax.

OCC PRVをご存知ですか?私の住んでいる地域で課されている、Occupational Privilege Tax(職業特権税)、という嫌な小額の税金です。

年間52ドル(約5600円)、ということらしいが、働くことは特権だから税金を払え、という訳の分からない税金だ。

 

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