Friday February 15, 2008

US Market Recap

こんなことにも使える上場投信

上場投信には、数多くの種類があることは知っていたが、まさかこんな物があるとは思ってもみなかった。FocusShares ISE-Revere Wal-Mart Supplier (WSI)、と長い名前だが、これは大手小売店ウォルマートに製品を供給している企業に投資する上場投信だ。

さて、ここで紹介したいのは、ハリー・ドマッシュ氏(winninginvesting.com)が奨める、上場投信を株投資に役立てる方法だ。先ず、下記をクリックしてほしい。

http://moneycentral.msn.com/investor/partsub/funds/etfperformancetracker.aspx

出て来たリストは、ここ52週間で最も成績の良い20の上場投信だ。今日(2月14日)現在、1位はiShares MSCI Brazil Index(EWZ ブラジル株へ投資)、2位はUltraShort Real Estate ProShares(SRS 不動産関連銘柄の空売り専門)、そして3位がUltraShort Financials ProShares(SKF 金融銘柄の空売り専門)へと続いている。

ドマッシュ氏の説明を要約しよう。

52週間の成績は確かに興味深い。しかし、それでは今どのセクターが、一番注目されているかを見つけるには、あまり役に立たない。重要なのは、最近13週間、4週間、そして1週間の動きを把握することだ。

さっそく、13週間の様子を探ってみよう。(13-Wksをクリックする。)

1位: PowerShares DB Agriculture(DBA) +30.59%
2位:  UltraShort Semiconductor ProShares(SSG) +28.91% (半導体銘柄の空売り専門)
3位: UltraShort Technology ProShares(REW) +27.37% (ハイテク銘柄の空売り専門)
4位: Ultrashort MSCI EAFE Proshares(EFU) +27.00%(外国株の空売り専門)
5位: iPath DJ AIG Grains TR Sub-Idx ETN(JJG) +25.28%

(1位と5位は、農業関連に投資する上場投信。)

次に、4-Wksをクリックして、ここ4週間の成績を調べてみよう。

1位: iShares Dow Jones US Home Construction(ITB) +34.99%
2位: FocusShares ISE Homebuilders Index(SAW) +32.12%
3位: SPDR S&P Homebuilders(XHB) +26.73%
4位: UltraShort FTSE/Xinhua China 25 Proshare(FXP) +23.91% (中国株の空売り専門)
5位: UltraShort Health Care ProShares(RXD) +17.69% (ヘルスケア銘柄の空売り専門)

(1位から3位は住宅関連に投資する上場投信。)

最近1週間の動きをチェックしよう。(1-Wk をクリック)

1位: Ultra Oil & Gas ProShares(DIG) +16.32%
2位: Ultra Semiconductor ProShares(USD 半導体銘柄に投資) +15.02%
3位: First Trust NASDAQ Clean Edge US Liquid(QCLN) +11.38%
4位: PowerShares WilderHill Clean Energy(PBW) +10.15%
5位: Ultra Basic Materials ProShares(UYM) +9.94%

(3位と4位は代替エネルギー銘柄に投資する上場投信。)

三つ顕著なことがある。

1、嫌われていた住宅セクターに資金が流入している。(赤い字)
2、空売りの目だっていた半導体銘柄が買われ始めた。(青い字)
3、しばらく無視されていた代替エネルギーが、また注目され始めた。(緑の字)

資金の流れをつかむ一方法として、上場投信の成績には注意を払いたい。

0214etf.png

(参考にしたサイト: http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/SimpleStrategies/SpotTheNextHotStockTrend.aspx

Stocks You Need To Know About

ダウ指数に連動するDIA

日足(大引けまで30分)

0214dia.png

三日連続の陽線だったが、ギャップの上限がレジスタンスになった。

Wall Street English

バーナンキ連銀議長の証言

AP通信のヘッドライン。

Bernanke Says Economic Outlook Is Worse

バーナンキ氏は、米国経済は予想以上に悪化する可能性を議会で述べ、これで追加利下げが確実視されている。

本マガジンは客観的情報の提供を目的としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。

発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット