Monday October 29, 2007

US Market Recap

持ち株が大きく下げている。さて、どう対処する?

先週のマーケットで、一番大きな被害を受けたのは、おそらくウェルケア・ヘルス・プランズ(WCG)に投資していた人たちだろう。先ず、説明する前に週足チャートを見てほしい。

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128ドルから、一気に30ドルまで転落してしまった。こんな下げ方だから、トレンドラインを割り始めたところで逃げることができたはず、と思われるかもしれないが、それは無理だったことが下の日足チャートで分かる。

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(大きなギャップダウン。寄付いた時点で、既に膨大な損が出ていた。)

まだ詳細は発表されていないが、この暴落は、FBIによるウェルケア・ヘルス・プランズの強制捜査が原因だ。さっそく、株主たちは弁護士を雇って、集団訴訟を起こしている。

不幸にも、もしあなたがこの株を持っていたとしたら、ギャップダウンの寄付きで直ぐ持ち株を処分するべきだろうか。多くのスイングトレーダーたちは、こんなやり方をしている。

1、寄付き直後の5分間は、何もしないで株の動きを見る。

2、5分過ぎたら、最初の5分間の高値と安値に線を引く。

3、次の25分間で、最初の5分間の安値を割った場合は、少なくとも持ち株の半分を売る。

4、30分経過したら、30分間の安値に線を引く。

5、30分間の安値も割るようなら、残りの持ち株を全て処分する。

6、もし、一日中30分の安値を割るようなことがなければ、大引けで残りの株を売る。(または、トレーリングストップを使って処分する。)

(参考にしたサイト: http://biz.yahoo.com/rb/071026/wellcare_connecticut_probe.html?.v=1

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Wall Street English

利下げの弊害

水曜のFOMCで、0.25ポイントの金利引下げが期待されているが、こんな声が聞こえてくる。

But as our rates fall we run the risk of creating a further slide in the US greenback into a near crisis level.

更に金利が引き下げられると、ドル安が、危機的なレベルに進む可能性がある。

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(参考にしたサイト: http://www.247wallst.com/2007/10/fomc-oct-2007-d.html

 

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