Wednesday September 26, 2007

US Market Recap

経済コラムの心理分析

The Psychology of Trading (トレードの心理)の著者、ブレット・スティーンバーガー氏のオフィスに、一人の男性が相談に訪れた。不機嫌な顔を見ただけで、かなりの損を出していることが、スティーンバーガー氏には直ぐ分かったようだが、男性はこう話し始めた。

「マーケットは、移動平均線から離れ始め、当然の結果として、売り手を集める形になりました。口座残高は大きく減りましたが、損はトレードに付き物です。大切なのは、これからどう対処して行くかです。米国経済は、皆が言うほど悪くないと思います。先日、大幅な利下げがあったばかりですから、株価は回復するはずです。」

さて、皆さんは、この男性の言葉をどう思うだろうか?スティーンバーガー氏が指摘する点を見てみよう。

・この男性の顔には、明らかに不快感が表れているが、現在、株は保有していない。

・自分自身のこと、特に自分の気持ちを、ほとんど語っていない。

「心理分析で重要なことは、患者の言葉の背後にある体験を読み取ることです。なぜなら、そこに真の情報が隠れているからです。」

次に、スティーンバーガー氏は、面白い実験をしている。評価の高い雑誌に掲載されている、七つの経済コラムを選んで、氏は心理分析をしてみた。すると、こんな事が分かった。

・コラムを構成する全単語の中で、「私」という単語が占める率は、0.55%しかない。コラムという性質である以上、個人の意見や見解を書いているのだが、筆者は「私」という単語を避けている。

・実際のデータを挙げて、極めて悲観的な内容であるにもかかわらず、感情を示す単語は4%しかない。これは、株に好材料なコラムでも同様な傾向が見られ、筆者はストレートに感情を表すことを好まない。

「コラムニストは、金利引き下げ、ドル安、インフレ、と様々なトピックを取り扱います。しかし、中立な単語を使ってコラムは書かれ、露骨に感情を表明することは、先ずありません。まるで、上に例として挙げた男性患者のようです。コラムニストたちは、事態を懸念しているのですが、中立的な単語を使うことで、それを隠しています。

もちろん、コラムを読むのは無意味だ、と言っているのではありません。正反対です。中立的な言葉で書かれたコラムの背後には、重要な情報が隠れています。」

(注: 上の男性患者の例は、実存する患者ではなく、スティーンバーガー氏が経験に基いて作ったもの。)

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参考にしたサイト: http://traderfeed.blogspot.com/2007/09/when-words-of-financial-writers-are.html

Stocks You Need To Know About

S&P500指数

15分足

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以前サポートだったギャップが、今度はレジスタンスになっている。

Wall Street English

住宅事情

Realtors say sales of existing homes drop for sixth consecutive month, to lowest level in 5 years.

中古住宅販売件数(8月分)は、6カ月連続でマイナスになり、5年ぶりの低レベルに下落した。

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(売り家の看板ばかりが増える。) 

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