Monday July 2, 2007

US Market Recap

exchanges.nyse.com

世の中、ブログが主流になった。以前なら、ホームページを作ってみました、といった表現だったが、最近は、ブログを始めました、と言う人がほとんだ。ところで、皆さんはニューヨーク証券取引所のブログをご存知だろうか?さっそくアクセスしてみよう。

http://exchanges.nyse.com/

目に飛び込んできたタイトルは、「スペシャリスト介入、大損から救われた投資者」、というものだ。AT&T、Wyeth、それにJefferies Groupの三銘柄に間違った買い注文が入ったが、それに気がついたフロアのスペシャリストのお陰で、大事に至ることがなかった。ここは、証券取引所の自慢話が専門だろうか?

多くのブログがそうであるように、ニューヨーク証券取引所のブログにも、読者が参加することができる。しかし、上の記事には、読者から何のコメントも残されていなかった。「すばらしいスペシャリストの活躍に、心から拍手をおくりたいと思います」、とでも書き込もうかと思ったが、あまりにも白々しいのでやめた。

少し真面目に読んでみよう。6月22日には、人気IPO(新規公開株)、ブラックストーン(BX)の話が載っていた。

初取引は9時52分39秒、36ドル45セントで1800万株だ。一回の取引としてテープには流れているが、この取引には、500人の売り手と買い手が一まとめにされている。こんなことは、IPOの初取引では珍しいことではない。場合によっては、初取引の出来高は、発行株数の10%を超えることもある。

ブラックストーンは、ニューヨーク証券取引所に上場されたわけだが、AP通信は、こんな報道をしていた。

ニューヨーク証券取引所で、正式にブラックストーンの取引が開始される前に、ADFはブラックストーンの45ドルでの取引を表示した。(ADFは、全米証券業協会(NASD)で稼動している呼び値システム)こんな事件が起きたのは、電子取引専門のナショナル・ストック・エクスチェンジのコンピュータが、間違って4回の取引をしてしまったためだ。総額は、10万ドル以下だった。

ナショナル・ストック・エクスチェンジの広報官は、直ぐにそれらの取引をキャンセルした、と述べているが、ADFシステムは、何故このような過ちが起きたかについて、説明することができなかった。

ここで、ニューヨーク証券取引所のブログに戻ろう。

ブラックストーンが、電子取引で、45ドルそして42ドルで売買されたことを、私も聞かされた。しかし、なんでそんな値段を払う必要があるのだろう?ニューヨーク証券取引所に来れば、36ドル45セントで買えたのに。

(参考にしたサイト: http://biz.yahoo.com/ap/070622/blackstone_electronic.html?.v=2

http://exchanges.nyse.com/

Stocks You Need To Know About

iPhone

いよいよ、アップル(AAPL)がiPhoneの販売を開始した。5日前に並びました、という人もいたくらい、とにかく超話題の新製品だ。

0701aapl.jpg

さて、下はアップルの日足チャート。月曜の注目銘柄だ。

0701aapl2.gif

 

Current Topics

好調な指数はどれ?

ダウ指数、ナスダック指数、S&P500指数、そして小型株のラッセル2000指数の4つの中で、今年一番伸びているのはどれでしょうか?

正解 :

今年ここまで、最も上昇しているのは+7.8%のナスダックです。

ダウは+7.6%、S&P500は+6%、ラッセル2000は+5.8%になります。

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