July 2007 のトップ・ストーリー一覧

週が明け、株式市場は小さな反発を展開している。さっそくテレビでは、これは単なる一時的な戻しだろうか、とアナリストを招いて討論に忙しい。ウォールストリート・ジャーナルも、「ブルマーケットは終わった?」、と目を引くタイトルで、テレビに対抗している。

「色々な見方がありますが、現在の米国経済は健全です。低失業率、雇用状況がそれを証明しています」、と投資戦略家のリズ・アン・ソンダース氏は言う。たしかに、金曜の午前中に発表された、第2四半期の国内総生産は予想された+3.2%を上回る+3.4%だった。しかし、先週のニューヨーク株式市場は、ここ5年間で最悪の展開になった。

イージー・マネーの終焉

300ポイントを超える木曜の下げ。翌日金曜は更に200ポイントの下落だから、投資者たちは完全に動揺してしまった。証券会社の知人は、「株を全て売った方が良いでしょうか」、とアドバイスを求める電話が、後を絶たなかったと言う。テレビは、まるで世の終わりが来たような報道ぶりだから、心配にならない方がおかしい。

恐怖指数の利用

まだ大引けまでしばらくあるが、ダウ指数は、300ポイントを超える大きな下げだ。いったい、昨日の上げは何だったのだろう?騙された!と腹を立てる人たちの声が聞こえてくる。

ブルマーケットは、終わりになるまで終わらない、というのが今日のマーク・ハルバート氏のタイトルだ。米国の野球ファンなら、元ヤンキースのキャッチャー、ヨギ・ベラ氏の言葉、「試合は終わるまで終わらない」、を真似たことが分かる。選手として大活躍したのは言うまでもないが、ベラ氏は、多数の迷言を残したことで有名だ。2、3紹介しよう。

マーケットは先週が天井?

空売りが専門の、ビル・フレッケンスタイン氏に非難が浴びせられている。事の始まりは、新高値を喜ぶ投資者の姿を、「2000年以来の傲慢な態度」、と表現したフレッケンスタイン氏のコラムだ。非難の声を代表する、ハワード・リンゾン氏(ヘッジファンド・マネージャー)の意見を聞いてみよう。

五つの心配事

先週木曜、ダウ指数は史上初めて14000ドル台で大引けをむかえた。新高値を祝う投資者の姿を、2000年以来の傲慢な態度、とビル・フレッケンスタイン氏は表現しているが、空売り専門の氏だから、別に驚く言葉ではない。もちろん、単に手放しで喜んでいたのでは、最終的にフレッケンスタイン氏のような売り手の餌食になってしまう。ということで、マーケットの心配材料を見てみよう。

今週の注目決算

先週の話題は、何と言っても、予想を外したグーグルの決算発表だ。簡単にいつもアナリストの予想を上回るグーグルだけに、さすがに今回は、皆ビックリしてしまった。時間外取引から売りが殺到し、金曜の通常取引は、6%以上のギャップダウンで寄付いた。好決算を期待して、前日買った人たちは、さぞ後悔したことだろう。

狙いはアパッチ

マクドナルドやKFCは除くが、近所にあるレストランは、最近どこも値上げをした。日本食専門の、テリーズさんのところも値上げだから、洋食だけが高くなっているわけではない。スーパーマーケットに行ってみれば、間違いなく1年前より、果物、野菜、肉の値段が高い。インフレだ。どう考えてもインフレだ。
株投資には25のルールがある、とジム・クレーマー氏(マッド・マネー)は言う。第4番目のルールは、ファンダメンタルのしっかりした、叩かれた株を買え、というものだ。言い換えれば、株価を深追いしないで、いったん下げたところで買え、ということになる。基本的には、押し目買いになるのだが、とうぜん一つの疑問が生まれる。
こんなサイトがあるとは知らなかった。説明するよりも、先ずhttp://www.singshot.com/index.htmlにアクセスしてほしい。系統としては、最近流行の、myspace.com、youtube.comのようなソーシャル・ネットワーク・サイトだ。違いは、singshot.comの場合、カラオケファンにターゲットがしぼられている。無料サイトだから、PLAYのボタンを押して、参加者たちの素晴らしい(?)歌声を聴いてみよう。

CNBCの新スター

株のニュースなら、何と言ってもCNBCだ。内容はともかくとして、最高経営責任者が、CNBCに出演するというだけで、株価が上がることも珍しくない。デイトレードネットの代表取締役、馬渕氏からこんな話を聞いたことがある。

今日はソフトウェアが強い、半導体が売られている、といった言葉をよく耳にする。言い換えれば、今日のマーケット・テーマは何か、ということだ。デイトレーダーがホットな株を追うように、投資者も、間違ったセクターに資金を入れたのでは、なかなか利益が上がらない。今年後半のマーケット・テーマについて、ChangeWave Investingのトービン・スミス氏はこう語っている。

ブレイクアウトの心理

トレード心理の研究なら、なんと言っても、ブレット・スティーンバーガー氏が第一人者だ。臨床心理学者、大学助教授、とお堅い肩書きもあるが、氏は自らもS&P500指数のトレードをする。現在、主にヘッジファンドや金融機関のトレーダーコーチとして活躍される氏には、多くの人たちから相談のメールが届く。

タイミングの話

株の統計で知られる、トレーダーズ・アルマナックを見ていたら、こんなデータが目についた。過去10年間、7月に金鉱銘柄を買って9月に売ると、年平均で18.6%の利益があった。ということは、ニューモント・マイニング(NEM)が行けるのだろうか?それはさておき、少し違った統計を紹介しよう。

9割9分、掲示板に書き込む人はハンドル名を使う。本名でないから、失礼なことでも平気に書いてしまう人が多い。こんな報道があった。先ず、スポットライトが当てられているのは、ホール・フーズ・マーケット(WFMI)の最高経営責任者、ジョン・マッケイ氏だ。

心配な小売セクター

決算シーズンが始まったばかりだが、Home Depot (HD)とSears Holdings  (SHLD)は、さっそく収益の下方修正をした。小売セクターの大手2社からの発表だっただけに、投資者たちのこのセクターに対する信頼度は、更に下落する結果となった。同セクターの、他社の様子を少し見てみよう。

客を無視するCircuit City

決して画期的なアイデアではないが、こんなニュースがあった。大手小売、Wal-Mart (WMT)はオンラインショッピングを応用することで、売上が伸びた。なんだ、オンラインショッピングか、と言われるかもしれないが、Wal-Mart が実行したのは、完璧なオンラインショッピングではない。

失敗こそ成功への近道

株の世界で、百戦百勝はありえない。損はトレードに付き物だ、と割り切った態度が必要なのだが、人間どうしても負けにこだわってしまう。場合によっては、復讐に燃えて、いたずらに損を繰り返すことになるから、負けた時ほど冷静にならないといけない。そこで今日は、失敗を成功に導く方法を考えてみよう。

金には、5700年の投資歴史がある、とキットコ・ブリオンのジョン・ナドラー氏は言う。先週水木の二日間で、約9ドルの下落となった金だが、金曜の取引では、その下げ幅の三分の一以上を取り戻した。先ず、金価格に連動する、streetTRACKS Gold Shares (GLD)の日足チャートから見てみよう。
小売セクターの雇用状況が悪化している。CNNニュースによれば、2006年1月から2007年5月までの17カ月間を振り返ると、雇用者数が減った月数が、雇用者数が増えた月数を上回っている。同時期、低迷が続く不動産業界でさえ、2万4000を超える新規雇用があった。小売セクターは、不況に陥るのだろうか?
原油が、1バレルあたり70ドルを突破した。航空会社には頭の痛い話だが、他には、どんな会社が影響を受けるだろうか?さっそく、幾つか見てみよう。

弱気論はゼロ

さて、独立記念日、休みになるのは嬉しい。しかし、木金は出勤の人も多いから、何となく中途半端な休日だ。今年も既に6カ月が過ぎ、トレードを振り返ってみるには、良い機会かもしれない。

昨日のコラムだったか、マーク・ハルバート氏が、業界トップのニュースレターは、いまだに強気、といったようなことを書いていた。少し読んでみよう。

化石燃料は枯渇する?

高くなったガソリン。夏休みを待っていたように値上がった航空料金。全て欲の深い、オイル会社の責任だ、とアメリカの消費者は熱くなっている。しかし、米国石油協会の調べによれば、アメリカの消費者は、基本的なオイル業界の知識を欠くと言う。そこで、さっそくCNNマネーは、あなたのオイルIQに挑戦だ。

exchanges.nyse.com

世の中、ブログが主流になった。以前なら、ホームページを作ってみました、といった表現だったが、最近は、ブログを始めました、と言う人がほとんだ。ところで、皆さんはニューヨーク証券取引所のブログをご存知だろうか?さっそくアクセスしてみよう。

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット