プロスポーツにも進出するプライベート・エクイティ・ファンド

Wednesday June 27, 2007

9勝5敗、防御率は4.01、と聞いただけで松坂大輔を思い浮かべた人は、かなりの野球ファンだ。Dice Kのニックネームで大リーグにデビューした松坂、この勢いだと、20勝もあるかもしれない。いきなり野球の話で始めたが、経済誌フォーチュンは、シカゴ・カブスを取り上げている。少し内容を見てみよう。

1981年、トリビューン社は、成績の冴えないシカゴ・カブスを、超格安な2100万ドルで購入した。さっそく、トリビューン社の経営する新聞、シカゴ・トリビューンのスポーツ・コラムニストは、こう書いた。「なぜカブスを買ったのか分からない。うちの会社には、優秀なソフトボールチームがあるのに、、、」

そして、26年後の今日、チームは相変わらず低迷だが、大リーグ・コミッショナーからの許可が下りれば、シカゴ・カブスは、10億ドルを超える値段で、マジソン・ディアボーン・パートナーズに買収される。

さて、このマジソン・ディアボーン・パートナーズは、シカゴに本拠地を置くプライベート・エクイティ・ファンドだ。最高経営責任者はジョン・キャニング氏、最近では57億ドルでニュービーン・インベストメント、そして73億ドルでCDWコープを買収している。今回のカブス買収も、キャニング氏が個人的に計画したものだ。

キャニング氏が、次のカブス・オーナーになれる可能性が高い理由は3つある。

1、プライベート・エクイティ・ファンドにバックアップされ、資金面には全く問題が無い。

2、マジソン・ディアボーン・パートナーズは地元の会社だから、ファンからの理解を得やすい。

3、キャニング氏は、既にミルウォーキー・ブルーワーズの共同オーナーであり、野球業界に詳しい。更に氏は、アトランタ・ブレーブスの入団試験に失格した、という履歴もある。(注: もしカブスの購入が認められたら、キャニング氏は所有するブルーワーズの持分を、売却しなくてはいけない。)

アンダーソン・エコノミック・グループの調査によると、シカゴ・カブスには6億ドルほどの価値があるという。今回の買収対象になっているのは、チーム、球場(リグリー・フィールド)、そしてコムキャスト・スポーツネット(テレビ局)の25%だ。

カブスが最後にワールド・シリーズに出場したのは99年前。はたして新オーナーは、カブスに幸運をもたらすことができるだろうか?

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リグリー・フィールド

(参考にしたサイト: http://money.cnn.com/2007/06/25/magazines/fortune/cubs.fortune/index.htm?postversion=2007062508

http://money.cnn.com/magazines/fortune/fortune_archive/2007/05/28/100033762/index.htm

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