持ち株の見直し

Tuesday February 13, 2007

先ず、ネッド・デービス社からのデータを紹介しよう。ここ7カ月間、ダウ指数は一日で2%を超える下げを記録したことは一度も無い。ある程度マーケットが上昇した後には、数日から数週間にわたって下げ相場が展開されるものだが、S&P500指数は、約4年近く、10%におよぶ下方修正をしたことが無い。

「長いこと好調なマーケットが続いていますから、投資者たちは、完全に安心しきっています。信用取引が頻繁に利用されているだけでなく、ボラティリティもかなり低い現状ですから、もし予期せぬ悪材料に襲われるようなことが起きれば、マーケットは大幅な下げになる可能性があります」、とINGインベストメント・マネージメントのブライアン・ジェンドロー氏は言う。

上昇相場が永久に継続することはない。間違いなく、上げの後には下げがやってくる。だから、投資者にとって大切なことは、下げ相場の準備が出来ているかどうかだ。「ポートフォリオの見直しをしてください。限られた銘柄だけに、集中投資していないでしょうか?下げ相場では、うまく分散投資されたポートフォリオの方が叩かれにくいだけでなく、回復も早くなります」、とモザイク・ファイナンシャル・パートナーズのケビン・ガハガン氏は指摘する。

マイケル・クジブ氏(レノックス・アドバイザーズ)の意見はこうだ。「過去3年間の上昇を考えれば、一部の株は利食って、ポートフォリオの調整をしたほうがいいでしょう。顧客には、株は大型銘柄だけに絞って、新興市場は避けるようにアドバイスしています。」

「人気銘柄の動きに注意してください」、とガハガン氏は付け加える。「もうかなり前の話ですが、ある人が相談に来た時のことです。ポートフォリオを見ると、人気銘柄のノーテル(NT)に集中投資されています。とうぜん、分散することを勧めましたが、この投資家は完全にノーテルと結婚していたのです。けっきょく、大きな下げに襲われても処分することができませんでした。たとえ、あなたがある株に集中投資しても、株のほうは、あなたのことなど全く無関心です。それから、いったん下がったものは、もとの値段に戻る、などという迷信も信じてはダメです。」

持ち株の売り時は、どうやって確かめるのだろうか?「簡単なテストがあります」、とガハガン氏は言う。「Jという株を持っていたとしましょう。うまく値上がり、今日処分すれば、5万ドルが手に入ります。ここで質問してください。今日この値段で、あなたはJ株を5万ドル分買いますか?」

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