Friday January 26, 2007

US Market Recap

期待されていないものを買え!?

「飛行機の旅より嫌なものがあるでしょうか?」、と問いかけるのはピナクル・インベストメント・アドバイザーズのジョン・マークマン氏だ。「手荷物検査の長い列、みじめな機内食サービス、無愛想な乗務員、狭い座席、高い航空券、つまらない映画、隣に座る体臭のきつい太った客。正に悪夢です。」(大丈夫かな。太った人たちから、マークマン氏に抗議のメールが殺到しそうだ。)

とにかく、こんなことを言うからには、航空会社の空売りでも勧めたいのだろうか?話を続けよう。「航空会社は、長いことダメな投資対象の代名詞でした。しかし、過去6カ月を見てください。今日の株式市場で、航空会社は最も成績の良いセクターの一つです。好きなものに投資しろ、という言葉がウォールストリートにありますが、この際そんなことも言っていられません。

航空セクターが好調な理由は、8月以来、35%もクルード・オイル価格が下がっているからだ、と一般的に説明されています。たしかに、航空業界の出費を調べると、燃料費が一番大きな割合を占めていますから、原油価格大幅下落は収益に好影響となることでしょう。

アメリカン航空(AMR)の株価は、8月以来、65%の上昇です。パーセンテージだけを見ると、オイルの下落幅の約2倍です。最近6カ月間では、アメリカン航空とユナイテッド航空(UAUA)は、それぞれ約95%の上げです。言い換えれば、人気銘柄のグーグルやアップルの3倍に匹敵します。

昨年になりますが、ビリニ・アソシエーツの調査によれば、効率の良い投資をするには、向こう5年間でもっとも低い収益成長が見込まれるセクターの株を買うことです。現に、アメリカン航空は、その投資方法の好例になります。逆なのが、オンライン・オークションのeBay(EBAY)です。向こう5年間、毎年25%の収益成長が予想されていましたが、2006年、EBAYの株価は30%の下落です。

もう航空会社は上がり過ぎだ、と言う人たちもいますが、まだ買えます。たとえ、オイルが10ドルから15ドル上昇しても心配ありません。どれを買うかですが、先ずユナイテッド(UAUA)です。今週発表された決算は、やや予想を下回りましたが、収益見通しが明るくなっています。2007年度の一株利益は5ドル75セントが見込まれ、2006年度の90セントを大幅に上回ります。向こう1年間の目標株価は75ドルです。(現在44ドル90セントで取引されている )

変わったところでは、上場されて間もないAircastle(AYR)があります。旅客ジェット機、貨物用ジェット機をリースする会社ですが、純利益の100%を配当金という形で、株主に払うことを目標にしています。」

Stocks You Need To Know About

XLE

エネルギーセクターに連動する、XLEの日足チャートです。50日移動平均線が壁になりましたが、もう一つ邪魔をしているものがあります。

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正解は、半値戻しレベル(50%)です。

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Wall Street English

大引けまで約1時間

ここまでの下げは、こう説明されている。

U.S. stocks fell sharply in afternoon trade Thursday, sending the Dow Jones Industrial Average down by over 100 points, as investors warily eyed a sell-off in the bond market that sent long-term interest rates to five-month highs, pressuring the housing market and the economy.

下げの理由は太字の部分、国債が大きく売られたためだ。債券が売られると、長期金利が上昇するから、不動産だけでなく広く米国経済に悪影響となる。

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