ボクシングジムに集まるトレーダー

Wednesday January 31, 2007

ロサンゼルスタイムズの報道によると、ウォールストリートで、ボクシングの人気が高まっている。観戦するのではなく、実際のボクシング・ジム通いだ。

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(上はジムで一汗流すマイケル・ムルロイ氏)

トリニティー・ボクシング・クラブはマンハッタンの南端部にある。金融街の高級スポーツクラブではないから、とうぜん最新のトレッドミル、ハイテクシステムを導入したウェイトトレーニングなどの設備は無い。あるのは二つのリング、十分な数のサンドバッグにパンチングボール、そしてバーベルの代わりに用意されたビール樽だ。

ニューヨーク証券取引所のトレーダー、マイケル・ムルロイ氏は、「ボクシングはストレスの解消に最高です」、と言う。氏といっしょにトリニティー・ボクシング・クラブにやって来たフランク・ランダゾ氏(オプション・ブローカー)は、ボクシングが精神面に与える影響を強調する。「太った同僚たちには気迫が感じられません。彼らを圧倒することなど簡単です。」

「私のジムでトレーニングをするウォールストリートの人たちは、いくつかの共通点があります。チャレンジ精神が旺盛であることは言うまでもありませんが、彼らはハイローラーであり、常にスリルを求めます。とにかく、彼らは競争が好きなのです。こぶしを武器に優劣を争うボクシングは、そんな彼らの性分にピッタリと合うのではないでしょうか」、とトリニティー・ボクシング・クラブのオーナー、マーチン・スノー氏は語っている。

去年、スノー氏は、カリフォルニア州スタジオ・シティーでもボクシングキャンプを開催した。ウォールストリートのブローカーには、東海岸と西海岸の両方でビジネスを展開する人たちが多いためだ。

トレーダーのムルロイ氏が指摘するように、ボクシングはストレス解消に大きく役立つ。特に、コンピュータを使ったトレードが益々増える今日、毎年トレーダーの数は減る一方だから尚更だ。「コンピュータの導入が急ピッチに進んでいますから、とうぜんトレーダーたちはイライラしています。こんな気分を吹き飛ばすには、ボクシングが最適です。もしトレーダーからボクシングが取り上げられるような事態が起きれば、証券取引所は毎日大乱闘になるでしょう」、と冗談まじりにトム・ボーべ氏(ニューヨーク証券取引所のトレーダー)は言う。

「ホワイト・カラー・ボクシング」の著者、ジョン・オーデン氏も、ジムに通う一人だ。「トレーダーにたまるストレスは、並大抵なものではありません。私もスキーなどに行って、何度もリラックスしようとしましたが、ダメなのです。たしかに美しい山々が見えてはいるのですが、トレードのことが頭から離れません。しかし、ボクシングは違います。リングで戦っている時は、100%相手の動きに集中しなければいけません。完全にトレードのことを忘れることができるのです。」皆さんも、ボクシングに挑戦してみてはいかがだろうか?

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