US Market Recap
外国株を狙う米国投資家
外国株を専門に投資するファンド・マネージャー、チャールズ・デボール氏は持ち株を減らして、現金の比率を18%から25%に増やした。単に割安株が少なくなっただけでなく、ヨーロッパでの金利上昇、そして日本も利上げ方向だから、現金ポジションが魅力的になった、と氏は言う。しかし2007年度、中国、インド、ヨーロッパ、それに日本の経済成長率はアメリカを上回ることが予想されているから、米国の投資者はどうしても海外に目が行ってしまう。経済コラムニストの、ジム・ジューバック氏はこう説明している。
第3四半期の米国GDPは、2003年以来の低成長率だった。悪いことに、多くのアナリストやエコノミストは、この低迷がしばらく続くことを予想している。もうかなり長くなるが、米国経済は、いつもヨーロッパをリードしていた。しかし、2006年度、第2、第3四半期は事実上、ヨーロッパの経済成長率がアメリカを抜き、来年もヨーロッパ優勢が予測されている。
フランスの経済研究機関の調べによれば、まだ日本の経済成長に力強さは見られないが、2007年度は2.2%の成長率が期待できる。ということは、米国を上回るわけだ。中国、インドも好調が予想されている。アジア・ディベロプメント・バンクのアナリストは、「2007年度のインドは、今年の7.6%を超える7.8%の成長になるでしょう」、と述べている。中国は10.5%の成長率から、2007年の前半には9.5%への減速が予測される。
アメリカが冷え込むと、海外の経済も落ち込む、という見方に私は簡単に賛成できない。多くのアナリストは、中国経済はアメリカへの輸出に頼りすぎている、と指摘するが、このような数字がある。1999年、中国の輸出品の34%がアメリカに向かったが、その数値は今日25%に下がっている。日本も同様だ。80年代、約40%の製品がアメリカ向けだったが、内需が改善され、現在の数字は23%だ。
アメリカが国を閉めたわけではない。注目は、アジア、ヨーロッパ間での貿易が大きく上昇していることだ。2001年から2005年を見てみると、中国からヨーロッパ連合加盟国への輸出は110%の伸びを記録している。このように米国への依存度が減っている今日、たとえ米国経済が落ち込んでも、海外の主要経済国家は大した影響を受けないはずだ。
それでは、どの外国株を買ったら良いのだろうか?ジューバック氏の挙げる、10銘柄を記そう。
1、Iberdrola(IBDRF)、2、Icici Bank (IBN)、3、Kookmin Bank (KB)、4、Lafarge(LR)、
5、Lenovo Group (LNVGY)、6、Luxottica Group (LUX)、7、Mitsubishi UFJ Financial Group (MTU)、
8、Nestle(NSRGY)、9、San Miguel (SMGBY)、10、Toyota Motor (TM)

