Saturday September 2, 2006

US Market Recap

相場の名言

馬渕 一氏(デイトレードネット代表取締役)がステップアップ全国縦断セミナーを開催する。9月17日は名古屋、そして18日の大阪を皮切りに主要都市を回ろうというものだ。「リバーサルを食らって、ロスを出してもリベンジできる」、という未公開の手法も学べるから興味深い。

さて、「俺は相場師だ。相場に生き、相場に死ぬ。相場いがいのことに手をだすのは、すべて邪道だ」、の名言で知られるのは、「怪物相場師」の異名を持った近藤信男氏だ。ご存知のように、相場の世界には様々な名言がある。そこで今日は、米国ウォール街の名言をいくつか紹介しよう。

その前に、もう一つ日本からの名言を記そう。言ったのは有名人ではないが、前記した近藤氏の母親だ。氏が慶応大学に在学している時の話だが、既に株を始めていた氏は暴落で大穴を開けてしまった。金の工面がつかなくなり、仕方なく名古屋へ帰って父親に頼むことにした。しかし、父の顔を見たら何も言えなくなってしまった。

どうにでもなれ、と氏はヤケになって昼間から布団にもぐりこんだ。こんな様子を見ていた母親が部屋に入ってきて、強い調子でこう言った。「信男、よくお聞き。お前はそんなことで気がすむのかえ。逆境になりゃなるほど強くなるのが相場師というものじゃ。谷深ければ山高しともいうじゃないの。さあ、これでもう一度、勝負を張っといで。」

それでは、ウォール街の名言に移ろう。

「物事には二つの面があるという。しかし、株の世界にあるのは一つだけだ。買い、売り、と人々は自分の立場を強調するが、正しいのは片方だけだ。」(ジェシー・リバモア)

「私のトレード方法の全てを皆さんに公開しても構いません。ほとんどのトレーダーたちは、先ず感情をコントロールすることができませんから、完全に私のやり方を真似ることなどできません。」(リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ)

「株は芸術的なものであって科学ではない。数学的なやり方だけに頼るのは、わざわざ自分を不利な立場におくようなものだ。」(ピーター・リンチ)

「色々なセクターに分散投資するのは何も分かっていない証拠です。」(ウォーレン・バフェット)

「株式投資で財産を築くには、先ず資金を大切にすること。中途半端な銘柄に手を出すのではなく、本当のチャンス到来を待つことです。」(ビクター・スペランディオ)

「絶好の買いチャンスは皆が超悲観的な時、そして絶好の売りチャンスは皆が超楽観的な時だ。」(ジョン・テンプルトン)

「マーケットに生き残ることが第一、儲けを考えるのはその次だ。」(ジョージ・ソロス)

「成功しているトレーダーは相場心理を適切に読み、常に大衆の逆を行くものだ。」(WDギャン)

チャートでクイズ

あなたのチャートIQに挑戦!

オイル会社エクソンの日足チャートです。8月17日の安値で下げ止まることを期待している人たちがいると思いますが、もしそこを割ったら、どの辺まで下げるでしょうか?

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メガホンの底辺まで下げる可能性があります。

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Wall Street English

ロブ・ハンナ氏(投資アドバイザー)の見方

9月のマーケットが始まった。ロブ・ハンナ氏の意見を紹介しよう。

My best guess is that this low-volume drift upwards will end with a swift move lower. If the move down is deep enough and scary enough, it could wash out enough players that the market could set up nicely for a year-end rally.

少ない出来高で上げてきたマーケットは急落すると思われます。下げ幅が十分に深く恐怖心を抱かせるものであれば多くの投資者が退散しますから、これが年末ラリーの下地をつくることになります。

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット