Monday July 17, 2006

US Market Recap

アメリカ株情報のデパート登場・トヨタとGMが提携?

海の日ですね。皆さんは、どんな休日をお過ごしでしょうか?海と言えば自然、そして自然から環境問題を想像する方々もおられると思います。そこで、環境問題に貢献する銘柄を探していたら、ある記事を見つけました。環境とは全く関係ありませんが、二行目にはこう書かれています。「経済情報を、弾丸よりも速く提供する新サイト登場」なかなか勇ましい紹介です。さっそくアクセスしてみました。

ホームページの名前は「インスタントブル・ドット・コム」です。紹介記事を書いたのはビジネスウィーク誌で、星四つ(最高評価は星5つ)ですから、決して悪い評価ではありません。とにかく使いやすい、これ一つでほとんどの情報を得ることができる、とべた褒めする一方、情報量が多すぎる、と批判的な一文も付け加えられています。

実際にインスタントブル・ドット・コム(正式開始は7月18日)に行っていただくと分かりますが、クリック一つで、主な経済サイトや掲示板からの情報が得られる仕組みになっています。ですから、ダウジョーンズ、ロイター、APなどからのニュースだけでなく、人気ブログ、ヤフーファイナンス、そしてグーグル・ファイナンスからの情報が簡単に取得できます。

「ユニークなテクノロジーが駆使され、特別なソフトウェアをダウンロードする必要は無い。使用料金もタダ」(ビジネスウィーク誌)、ということですから、興味のある方は一度試してみてください。

次の話題はゼネラルモーターズ(GM)と、トヨタが提携する、という噂です。既にGM、ニッサン、ルノーの三社提携の可能性は報道されていますが、本当にトヨタはGMに興味があるのでしょうか?これもビジネスウィーク誌からですが、「トヨタ情報通の話によれば、トヨタはGM、ニッサン、ルノーのような形での提携は考えていない。しかし、戦略的な立場から見て魅力的な方法での提携を考慮している。」

トヨタのスポークスマン、スティーブン・カーティス氏は「単なる憶測にすぎない」、とコメントしていますが、月曜のGMの寄付きが注目されます。

もう一つ、今週の相場を大きく影響するのは、イスラエル、レバノン問題です。爆撃が続くかぎりマーケットも下げ続ける、という見方が圧倒的に多いですから、こんな状態では積極的な買い手が現れる可能性はありません。「悪化する中東情勢が、原油価格を押し上げています。しかし今のところ、オイル供給に支障はありません」、とケン・カム氏(ファンド・マネージャー)は述べています。

どちらにしても、「今週も高ボラティリティが顕著になるだろう」(スティーブン・サックス氏、ライデックス・インベストメント)、ということですから決算シーズンと重なって、荒れ模様な週になりそうです。

Wall Street English

強いてあげる好材料

デービッド・ランドリー氏(ポートフォリオ・マネージャー)が、こんなことを言っている。

About the only good thing I can gleam from this market is the fact that the S&P found support near its old lows.

S&P500指数が以前の安値付近で下げ止まっているのは、今日の株式市場に存在する唯一の好ニュースだ。

もちろん、だからと言って、ランドリー氏は、ここでの買いを薦めているわけではない。

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット