Wednesday January 25, 2006

US Market Recap

米国消費者の知恵

毎週日曜だけ、ロサンゼルス・タイムズを買う人たちがいる。記事を読むためではなく、大量に折り込まれている広告が目当てだ。10ページ、20ページなどという半端な広告ではない。朝日新聞(朝刊)を10部くらい重ねた厚さだから、ロサンゼルス・タイムズの日曜版は、バラバラにならないように、しっかりと紐で結えられている。

これだけの広告量だから、一通り見るだけでも結構な暇つぶしになる。真剣な人たちは、単に目を通すだけでなく、広告に付いているデパートやスーパーマーケットの割引券を切り取るから、正に半日作業になるらしい。国は違っても、良い品物を安く手に入れたい消費者心理は、日米共々変わりは無い。

あの店が安い、という場所情報も重要だが、もう一つ覚えておきたいのが「いつ」に相当する時間的要素だ。株を例にすれば、良い銘柄でも買いのタイミングが遅れてしまえば利益が減ってしまう。それと同様に、電気製品も間違った日に買うと割高になる。ここで賢い米国消費者が語る、正しい買い物のタイミングを紹介しよう。

航空券:安い航空券を見つけるのは意外と手間がかかる。割引航空券専門のウェブサイトも多いが、出発日や時刻を変えるだけで料金も大きく動くから、なかなかおいそれと思ったような航空券が手に入らない。しかし、そんな悩みも水曜日に航空券を買うことで解決することができる。

アメリカの航空会社は、毎週水曜に空席状況を発表するため、チケットを買うなら水曜が一番良いようだ。また、航空券は少なくとも出発の2週間以上前に買う方が割安になる。最も割高になるのは、出発日の14日から7日前になるから、もし2週間前に購入が不可能ならギリギリになるまで待った方が良い。

テレビ:クリスマスなどの大きな休日前にテレビは安くなる傾向があるが、アメリカでテレビを買うなら4月だ。なぜ4月なのだろうか?テレビと言えば「ソニー」が最高、と思っている人が多いだけに、日本製品に対する信頼度が高い。日本企業の営業年度は3月で終わるところが多く、4月から新型テレビが発売される傾向がある。そのため4月には、旧型テレビが安売りされることになるわけだ。

オモチャ:これもクリスマスシーズンに安売りされるが、Eトイズ・ドット・コムのシリア・ギランド氏によれば、子供にオモチャを買うなら8月だ。夏本番の8月にはオモチャが安くなる。水鉄砲、浮き袋、水中メガネ、玩具店ではプールに関連した品物を中心に売上アップを狙うから、店のスペースを空けるために他のオモチャが大幅割引になるようだ。

日本でテレビを買うのも、アメリカのように4月が最適なのだろうか?

Stocks You Need To Know About

前日の高値

アプライド・マテリアルズが格下げされた。しかし、下の3分足チャートで分かるように好調なスタートを切った。格下げ影響無し、と思われたが昨日の高値が壁になった。

株価は2の方が1より高いのだが、逆にRSI(レラティブ・ストレンクす)は下げている。買い手の衰えが示されていたわけだ。

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Wall Street English

IBMに危険信号

先ずヘッドライン。

IBM Could Be Headed For Trouble

IBMに危険信号なのだが、その答えは下のチャートだ。

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ヘッド・アンド・ショルダーズという弱気なパターンが出来ている。日本で言う三尊だ。真ん中が一番高く、両サイドには一段低い山がある。ダウ銘柄のIBMだけに、これが崩れると苦しい。

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