Tuesday November 22, 2005

US Market Recap

ゼネラルモータース、悪材料は出尽くした?

会社再建を目指して、ゼネラルモータース(GM)は北米12の工場とサービスセンター閉鎖計画を発表した。このため、少なくとも3万人の従業員が解雇され、GMは約27%の従業員を失うことになる。解雇の結果、年間で70億ドルのコストが削減できるようだが、いつGMが黒字転換できるかの目途は立っていない。

「この計画が発表されることは、既に皆が予期していたことです。しかし、これは、あまり積極的な会社建て直し計画ではありません」、とUBS証券のアナリスト、ロブ・ヒンクリフ氏は言う。6月、GMは2万5千人の解雇を予定だったから、今日出された数字は、それを5千人ほど上回っている。だが、自動車労働組合との契約があるため、GMは2007年の9月まで従業員を解雇することができない。

報道されているように、医療保険や年金コストがGMの業績不振を作り上げたことは事実だが、何と言っても問題は肝心な車が売れない。ニューヨークを襲ったテロ事件後、GMは画期的な金利0%自動車ローンを導入した。もちろん、消費者の反応は素早く、売上は史上最高に達した。経済学者たちも、GMは米国経済を不況から救った、と称賛した。

しかし、皮肉なことに、0%自動車ローンがGMの売上低迷原因の一つになってしまった。このローンプログラムが終了すると、GMの売上は極端な減少になった。通常のセールス方法では、他社と競争できなくなってしまったのだ。「今無理して買うことはない。次の0%ローンまで待とう」、こんな形で消費者は、0%ローンに匹敵する大胆な条件を要求するようになった。

最近の例では、社員割引セールがある。6月から9月まで、だれでもGMの自動車を社員と同価格で購入することができた。当然、消費者はGMディーラーに押し寄せ、売上は一時的な大幅上昇になった。おかげで在庫一掃に成功し、セールスマンは忙しい日々が続いた。だが、社員と同様な値段で車を売っても会社の収益は伸びない。結局GMが証明できたのは、割引プログラムでは会社を再建できないということだ。

1980年、GMは米国自動車マーケットの43.8%を握り、圧倒的な強さを見せていた。今日もGMはナンバー1だが、数値は18.8%に下落している。明らかに過去25年間、GMは着実に勢力を衰退させていた。やはり首位の座は、そう簡単に譲るわけにはいかない。そこで、1週間ほど前、GMはこんな発表をした。名前はレッドタグセール。来年の1月3日まで、コルベットなど一部の車種を除いて、だれでもGMに部品を納める子会社の社員と同様な値段で、2005年と2006年型の車が購入できる。ようするに、社員割引の復活だ。

Stocks You Need To Know About

出動前のチェック事項

イーストマンコダックは割安、ラリーが期待できる。そんなコメントが出され、コダックは好調なスタートを切った。しかし、下のチャートで分かるように、寄り付いた場所の直ぐ上にはレジスタンスラインが走っていた。結局簡単に売り崩されて、ほぼ安値引けになってしまった。お出かけ前は、先ずチャートの確認だ。

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Wall Street English

労働組合からの声

GMの3万人解雇発表について自動車労働者組合はこう語っている。

"Monday's action by General Motors is not only extremely disappointing, unfair and unfortunate, it is devastating to many thousands of workers, their families and their communities," according to the union.

従業員とその家族、それに地域社会に大きな打撃を与える解雇に対して、組合側は単に失望しただけでなく、GMの措置を不公平であり残念なものである、と非難している。

 

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