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難しいニュース解釈

Tuesday July 19, 2005

大手銀行二社の決算が、何と言っても今日の話題だ。シティバンクで知られるシティグループは、アナリストの期待していた一株収益1ドル1セントを満たすことができず、がっかりな97セントという結果だった。その一方バンクオブアメリカは、予想を7セント上回る、1ドル8セントの好一株収益を発表した。さてこの両社、どう寄り付いたのだろうか。まずシティグループから見てみよう。

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15分足チャートだが、期待を裏切る決算結果を忠実に反映して、窓(ギャップ)を開けての下げで開始となった。最初の15分間で下げきってしまった観があるが、安値圏で低迷している。

それではバンクオブアメリカのチャートを見ていただこう。

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何かの間違いでは、と思われる方もいるのではないだろうか。良い決算を発表したにもかかわらず、シティグループと同様にギャップダウンでのスタートだ。アナリストたちはバンクオブアメリカの決算内容をhigh quality(質が高い)と評していることを考えれば、ますます今朝の弱い寄り付きが理解できない。

第2四半期、バンクオブアメリカの純利益は、去年同時期を約12パーセント上回った。特にクレジットカード部門の好調が目立ち、カード口座数は160万の伸びとなった。融資収入は1%増の78億4000万ドルにすぎなかったが、手数料収入は16%の大幅増大を見せ63億7000万ドルにのぼった。シティグループの低迷原因となった資本マーケットやインベストメントバンキングでも12%増と好調な結果を発表している。

お見せした二つのチャートで、ニュースだけに頼った株投資の難しさが少し分かっていただけただろうか。

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