働かないのはインターネットが悪い!?

9 to 5という映画のタイトルにもなったフレーズがあるが、一般的なアメリカ人の労働時間は、9時から5時までの計8時間だ。もちろん昼休みの一時間を考慮すれば、実際には7時間労働ということになる。しかしサラリードットコムの調べによると、平均的なアメリカ人は毎日約2時間の労働時間を無駄にしているという。昼休みとこの2時間を合計すれば、一般アメリカ人の労働時間は一日5時間ということになる。

一口に2時間と言うが、雇っている方の企業側から見ると、これは年間で7590億ドルに相当する給料を無駄に支払っていることになるらしい。まじめに働かなくてはいけないのは分かっているが、いったいどんなことに労働時間は浪費されているのだろうか。上位5つを見てみよう。

1)インターネット (44.7%): ネットサーフィンがナンバー1の時間浪費原因だ。
2)同僚と無駄話 (23.4%)。
3)会社と関係ない私的ビジネス行為 (6.8%)。
4)単にボケ-ッと白昼夢 (3.9%)。
5)クリーニングを取りに行くなどの雑用で社外へ出る (3.1%)。

仕事中に遊んでいるとはケシカラヌ、と怒る社長さんもいるだろうが、サボっている社員にもそれなりの言い分がある。正当な理由かどうかは別として、33.2%の回答によれば、仕事をしないのはやる仕事が無いからだという。第二番めの理由は、給料が安くてやる気にならない (23.4%)、そして同僚からの邪魔 (14.7%)へと続く。

業種別に見ると、保険会社の従業員が最も時間を無駄にしている。全米の平均浪費労働時間は一日2.09時間だが、保険業界での平均は2.5時間だ。その次に浪費が目立つのは、教員を除いた公務員となり2.4時間が毎日無駄なことに使われている。逆に時間浪費の少ないのはブルーカラーの労働者たちだ。特に荷物発送受け取りに従事する人たちの浪費時間が低く、全米で最低の1.7時間と報告されている。皆さんは現在の職場環境に満足してますか?

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